伝わらない感想文『たたら侍(錦織良成監督)』
すったもんだで、いろいろあったけど、無事に再上映したんだって。
私は、初期バージョンを観た。
とにかく、たくさん人が死んだ。
戦国時代だから、戦をするし人は死ぬけど。
どんな意図があって、ここでたくさん死者を見せたんだろう?
どんどん雪だるま式に問題が大きくなって、後戻りもできず、取り返しのつかないところまで進んで。
どうやって解決するんだろう?って心配になってくる。
で、結局、解決したのか?
私の予想では、解決してないと思うなぁ。
村人全員が、もやもやしたままなんじゃないかなぁ。
山が綺麗だった。
景色がとにかく綺麗だった。
田畑智子は、妻なのか?
村を守るために、侍になることを目標に旅に出る。
でも、覚悟が足りない。村に帰る。
弱みにつけこまれる。
村人のほとんどが騙される。
どんどん騙される。
さて、どうなる?
伝わらない感想文『新美南吉童話集(新美南吉)』
友だちがくれた。バースデー文庫で出てたらしい。
まさか、私が新美南吉と同じ誕生日だなんて。
シュワちゃんくらいだと思ってた(笑)。
- 作者: 新美南吉
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2006/11
- メディア: 文庫
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新美南吉といえば、『ごんぎつね』『てぶくろを買いに』しか知らなかった。
『てぶくろを買いに』は、絵本の絵が綺麗だったことを覚えてる。
親子の会話よりも、手袋のふさふさした感じと、ミトン風のデザインに憧れたなぁ。
収録されてる話の中には、戦争や兵隊なんて言葉があって、彼がその時代の人なんだとも知った。
もっともっと戦前の人だと思ってたから、不思議な感じ。
電柱や列車とか、現代的な言葉が出てくると、何だか違和感。
どの短編が印象的かって、『疣』かなぁ。
自分の思惑と他人の思惑が、大きく違うこと、私にも心当たりあるなぁって切なくなった。
読み終わって思ったのは、短編全てが、心で愛だった。
裏切りとか憮然としない感じとか、何をやっても憎めないヤツとか、嫉妬や悲しみとか。
子供から大人になる意味や、時代の移ろいや、都会の子供と田舎の子供とか。
純真な目で情景を見ようとしながら読んでた。
要は、素朴なんだろうね。
久しくこういう本を読んでなかったから、たまには古きよき時代の本を読んでみようと思う。
伝わらない感想文『夜は短し歩けよ乙女(湯浅政明監督)』
本を読む場所。
ハンバーガーチェーン店といえば、マクドナルド・モスバーガー・ロッテリアの3強かしら?
ファーストキッチンは、県内にないから、私のリストにはないけど。
近所のハンバーガー屋さんは、とてもおもしろい。
昨日は、レジカウンターに店員さんが居ないから、読書しながら待ってた。
やっと店員さんが来たから注文しようとしたら、奥から呼び出されてまた本を読みながら注文待ち。
そういうのが日常茶飯事。
何年か前は、商品待ちの番号カードを渡されて、ドリンクとポテトを本を読みながら待ってた。
で、1時間たってもハンバーガーが来ないことに気付いた。
もうドリンクも飲み終わったから、ハンバーガーだけ食べるのも美味しくないなぁって思ったから、番号カードをカウンターに持っていって、
「残りは持帰用に紙袋に入れてください」
って言ったら、驚いて謝られた。
本に夢中になった私も悪いんだけど。
いつ行っても、店内のお客さんは2組程度。
だけど、ドライブスルーは途切れなく続いてるから、繁盛店なんだろうなぁ。
だから、人員配置がおかしいことになっちゃってるんだろうなぁ。
ここのハンバーガー屋さんは、本をゆっくり読めるから、本当によく通ってる。
私の前のテーブルでは、女子がシェイクだけで勉強に励んでいる様子。
常連さんはたくさんいる。もちろん私も。
伝わらない感想文『旅行者の朝食(米原万里)』
グルメ系の話は、あまり好きじゃないんだけど、彼女のエッセイなら別。
- 作者: 米原万里
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/09/20
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蘊蓄とウワサの検証に、全力投球な著者。
文献を探して探して、何冊も読み込んで、ちゃんと答えを見つける。
このスッキリ感は、癖になる(笑)。
ジャガイモや蕪の歴史に驚いたり。
著者の食いしん坊ぶりに、天晴れって思ったり。
ちびくろサンボと桃太郎の話は、なるほどって思ったし、見方が変わった。
何よりも、ハルヴァにかける情熱が尋常じゃない。
それっぽいレシピ集を見つけては、試してみたけど、どれも違う。
(正直、レシピが書いてあるところは、すっ飛ばして読んだ…)
著者を魅了した、このハルヴァを食べてみたい。
いろんな逸話や小咄が集まって、いろんな思い出話と共に紹介されてたけど、著者が言いたかったのはきっとこれ。
世界平和のため、世界全人類が美食家になりますように。
後輩に渡す。
仕事をなかなか後輩に任せられない同僚が居る。
いつまでも自分で抱えて、イッパイイッパイ。
自分がずーっと延々持ってるよりも、自分が責任もって後輩に任せて、後輩と一緒に一度や二度痛い目に遭う方が楽で良いんだけどなぁ。
虫歯と同じ。
痛いのをずーっと我慢するより、歯医者さんに治してもらうような。
後輩に仕事をさせないのは、怠慢に他ならなくて。
先輩は後輩に、キチンとバトンを渡す義務がある。
それが本当の仕事だと、私は思うんだなぁ。
今日から、新入社員がメンバー入り。
今の後輩ですら仕事をさせないのに、新入社員に仕事を覚えさせることができるのかしら。
そんな心配をする、隣部署の私。
楽しみ楽しみ。