greenbottleblue’s blog

長文は苦手です。

伝わらない感想文『おんなのるつぼ(群ようこ)』

古本屋で、何となく私に足りないモノを見つけた感じ。

おんなのるつぼ (新潮文庫)

おんなのるつぼ (新潮文庫)

途中まで、著者は林真理子さんだと思ってた。
まぁ、年齢も近いし、万年ダイエットと戦ってる様子は同じだしねぇ(笑)。

イマドキの、若かったり若くなかったりする女性を心配してる話。
かといって、『女性は女性らしく』っていうんじゃなくて。
浴衣からパンツ透けて見えてるよとか、生地が薄くなったパジャマから胸が透けて見えてるよとか。
人としてどうよ?の女性だけを取り上げた話。

人のふり見て我がふり直せ的な、反面教師的な。
もう私も若くないから、怖いものなんて無いおばさんにならないように気を付けよう。

伝わらない感想文『ちょんまげぷりん(荒木源)』

古本市で、男子大学生に猛プッシュされた。

ちょんまげぷりん (小学館文庫)

ちょんまげぷりん (小学館文庫)

正直、説明の多い文章は苦手というか。
詳細諸々は、読み手の想像力にまかせてほしいというか。
イチイチ説明をするから、途中読むのが面倒になった(笑)。

まぁ、それは置いといて。

侍が平成にタイムスリップした話。
女はうち向きのこと、男は勤めで稼ぐのが決まりって時代の人からは、シングルマザーの役割をどう見たんだろう。
柔軟な思考の侍だったから、パティシエになれたんだろうなぁ。

できることをしない夫、専業主婦なのに家事を手抜きする妻。
どちらも許せなくて、人気者になった侍兼パティシエ。

何事にも打ち込める、認められる。
生き甲斐って大事だよね。

そういえば、稼ぎに稼ぎまくったお金は、どうなったんだろう。

伝わらない感想文『祈りの幕が下りる時(東野圭吾)』

映画になってるって知らなかった。


新参者のドラマを観てから、加賀恭一郎シリーズを全部読んでる。
映画の番宣で、シリーズ最後って言ってたけど、本当なんだろうか?



加賀恭一郎の母親の謎が解ける本。
私には、彼の母親のことがわかったって何てこと無いけど、やっぱり当人は知りたかったんだろうなぁ。
でもどうして、彼の母親は、夫のことを話さなかったんだろう。
それとも、綿部が伝えなかっただけなんだろうか。

彼の母親のことを想いながら読んだら、謎解きがおもしろくなくなる。
気持ちがぶれないように、あの父娘に向けて。

ずっと身を隠して生きていくのは、疲れちゃうよねぇ。
殺人を犯して逃げ続けるのも、やっぱり疲れちゃうよねぇ。
死ぬのも捕まるのも、あの父娘にはハッピーエンドなのかもしれないって思った。



読んでる途中で、テレビの中から阿部寛が番宣なんかするから。
本の中の加賀恭一郎が、全部阿部寛になってしまったじゃないか。

年末まであと何日か把握してない。

今週のお題「今年中にやっておきたいこと」


もうね、気持ちを整えればできることしかない。
布団乾燥機とドライヤーを買う。
そんな簡単なこと。
高額なモノじゃないし、買えるだけのお金もあるのに、何故かできない。
お店に行っても、急にお金を遣うのがもったいなくなる。
ドライヤーは、コードがスゴく熱くなるから、マジで買い換えの時期。
よし、今度の週末に買うぞ。

大掃除は暖かくなってから。

伝わらない感想文『ジョゼと虎と魚たち(田辺聖子)』

タイトルはよく聞くのに、どんな話か知らなかった。
映画にもなったんだっけ?

ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)

ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)

読んでみたら、短編集だった。
どの話も、湿度と粘度を感じる男女関係。
経験したこともないくせに、「あぁ、わかる」「そうそう、男って子どもよね」「私もこんな姉御肌になりたいワ」とか独り言。

『荷造りはもうすませて』みたいな家庭は、今後のスタンダードになりそうだなぁって思ってみたり。

こんな自立した女性ばかりの世の中じゃないし、駄々っ子な男性ばかりじゃない。
それでも、知らないところで身内が陥ってそうなこの男女関係を、じっとりと脳内に感じた。
いつの時代でも、この湿度と粘度は続いていくんだろうなぁ。

伝わらない感想文『どこかの事件(星新一)』

星新一のショート・ショートって、登場人物に名前がないから、覚えるのが苦手な私には助かる。
全部じゃないけど、大体『青年』『男』だったり。

どこかの事件 (新潮文庫)

どこかの事件 (新潮文庫)

連想ゲームみたいな短編で、あぁ、今回もオチは寂しいなぁって思う。
星新一の小説は、ハッピーエンドがあるんだろうか。
悪魔より天使を選んでも、幸せになるとは限らない。
命の替玉は、いろんな方法で現れる。
絶世の美女は、彼氏にだけ見えない。
気を緩めれば、死体が出てくる。

それでも、身近な日常にあるかもしれないと思わせる何かがあるし、過去や未来に起きた実話のような気がする。
きっとそれは、登場人物が名無しの権兵衛だからこそ、私の隣にいるような気がするのかもしれない。

伝わらない感想文『所ジョージの私ならこうします(所ジョージ)』

所さん流の世直し。

所ジョージの私ならこうします―世直し改造計画 (角川文庫)

所ジョージの私ならこうします―世直し改造計画 (角川文庫)

同感な部分もあるし、屁理屈っぽいこともあるけど。
全ては、楽しく生きようよって話。

正直に言うと、本当に屁理屈しかない。くだらない。
その中でも、私が共感したのは
『●最近の若者をどうしたものか』
“勉強しないヤツは、バカになって当たり前、大人になってもバカのままでいなさい。”
“勉強しないとバカにしかなれないけど、勉強した人はバカにもなれるんですよ。選択できる。知恵のある人にもなれるし知恵のない人にもなれる。ところがバカに選択の余地はないのね。”
って、本当にそう思う。
結局は、なんだかんだとお金が稼げなくなるし、そうなると生きていけない。
大人になってから後悔したって手遅れだし。
子どもたちに、それが理解できるような資料を作るなんて、所さんらしいし。
『●学校の教科書をどうしたもんか』
もったいないよね。
どっちにするか選べたら良いのに。買うか図書館で借りるか。

所さんの頭の中、テレビで見てるそのまんまだった。
世の中、いろんな考えの人がいて。
少しひねくれものに感じる人もいて。
みんなが心地よく生きていけたら良いなぁ。
って思った本。