伝わらない感想文『老いてこそ人生(石原慎太郎)』
古本市で見つけた、この本。
必ず老いる、というよりは、1秒ずつ平等にみんなが老いている感覚で生きてるので、石原慎太郎氏のご意見を知りたかった。
- 作者: 石原慎太郎
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2003/07
- メディア: 文庫
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石原氏は、30代から老いを感じていたらしい。
ランニングとか、体作りを意識したのが30代。
そして、息子の体力が気になったのも、息子が30代になったとき。
わかるなぁ。
石原氏の政治家として培った人脈で、その周りで起きた老いに関するエピソードや、大好きなヨットや航海の思い出。そんな話がたくさん。
私が一番共感したのは、子どもの頃に理不尽な思いをしながら体を鍛えるのは大事ってこと。部活でしごかれるヤツ。
わかるなぁ。
私も古い人間なのかしら。
老いにどう立ち向かうかというよりは、共感して安心する読み物なのかもしれない。
金持ち話は、まぁ、そんな世界もあるって思えば良いだけ(笑)。
気が重くなることなく、かるく読めた。
さて、ちょうど話題の石原氏。
今、彼がこの本を読んだら、どんな感想を聞かせてくれるかしら?