伝わらない感想文『生きていく願望(宇野千代)』
『八十一歳七ヵ月にもなっている私は、もう恋愛はしないが、何かしたいと思うことをしているときは、まるで、恋愛に熱中しているときの気持ちとそっくりであるのに気づく。』
とだけ書いて、包装紙に隠された古本を手に取る。
- 作者: 宇野千代
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1989/11/01
- メディア: 文庫
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宇野千代さんといえば、ハンカチとか民芸品屋さん?で売ってる和小物のイメージ。
本業は、作家さんだったのか。
感じるままに行動する、お金はあるだけ使う、相手に尽くす、思いっきりお洒落をする、そして恋をする。
夫が居ようが、出先で出会ってしまったら、そのまま一緒に住んでしまう。
家をたくさん建てて、人に貸し、自分は貧しい生活をする。
「ウケるw」って思いながら読んだけど、これほどの行動力、うらやましいしかない。
おもいっきり着飾って、出掛けてみようかしら。